nora

tomo | Graphic designer, Illustrator | デザイン、イラストのお仕事をしています。日頃のたわいない独り言をつぶやいていきたいと思います。

戦後70年



人は何を思うのか。


戦争を知らない世代が
国民の80%という今。


幼い頃、
おじいちゃんの家に行っては
戦争の話をいつも聞いていた。
毎回毎回おんなじ話。
でも、
何にも知らないコドモの私は

いまとは
想像できないほどかけ離れた
戦争という、れきしのおはなしを
ただただ
無知な自分は興味津々に聞いていた。

当時テレビで、
映像の世紀というシリーズを見て
釘付けと同時に、大きな衝撃を受けた。

アンネの日記を読んでみた。
戦争を題材にした映画を
いくつもみてみた。

友人と長崎旅行の時に訪れた

母と行った、
母の故郷の広島。

単に歴史の話ではない。
実際にそれが起きていた。

特に自分は研究をするでもなく
すべての資料を読み尽くしてきた
わけでもない
ただの個人のレベルだけど、

でも、やはり、
色々なものを
読んで、みても、
それが、いま、目の前に、とか
自分がその場にいたら、とか
ほんの70年前に、とか

経験された人たちが
いまも生きていて、とか

理解はしようとしても、
どんなに理解しても、

結びつけるまでには
実感できるまでには
なかなか、なかなかそれは
計り知れなく難しい。

それが戦争を知らない世代
なんだ、と思う。


単なる私の
個人的な言葉だけど

戦争は
勝ち負けに関わらず
すべての人が
苦しみ、涙した
言葉にできないほど
はるかに想像をこえた
かなしみだと思う。

ただただ
戦争は狂気なんだと思う。

どこが悪いとかじゃない。


でも、戦争を知らない世代たちは
何をすべきか。


前にどこかのおじいさんが、

戦時中、捕虜をとらえても、
逃すと今度はその捕虜が
大勢の兵と共に攻めに戻ってくるんだ。
どっちが殺されるか。
それが戦争だ。

と言った。


常識が通らないもの。

決して忘れてはならない。
決して同じことがないよう、

国や、民族や、宗教をこえて、
いつかすべての人が分かり合えるよう
手をとりあえるよう、

世界の平和を祈ります。



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