nora

tomo | Graphic designer, Illustrator | デザイン、イラストのお仕事をしています。日頃のたわいない独り言をつぶやいていきたいと思います。

自分的人生論(今日における)


最近のきづき。


たまに
iPodシャッフルしてみると
おもしろい。


こんなの入れてたっけ!
って曲かかったり。


賛美歌みたいな余韻のあと
急にがっつりロックだったり。


突如英語で
環境重視のドライクリーニング店について
まとめられた記事が
冷静な口調で流れたり。


おっさんが1時間くらい
ジャズの歴史語り出したり。



あぁ。
英語勉強のために入れてたんだ。

あぁ。
いつだか急にジャズ教えて!って言って
お父に入れてもらったんだ。


なんかオモシロ。

忘れてた自分みつけた。



そんな中

意外とふとした時に
ドキリとさせられる言葉は
耳にします。


よく聴いていたはずなのに

今それにまんまと
直面してることに
きづいてみたり。




大人になると、
いろいろな行動や判断が
慎重になって
時に身動きとれなくなってしまう
きがする。



わたし
これだけ
むだな独り言が好きなので
ときたまに
ブツブツ何か書き出したり
していたのですが

だいぶ前にスケッチブックに
意気揚々と書いていた
自分への人生論。


抜粋してみる。

人生1度きり。
やらない後悔より
やって後悔した方がいい。
恥ずかしい思いしてなんぼ。
失敗だって糧になる。
いっぱい失敗した分だけ
世界も広がる。
いいも悪いも経験して
みえる世界をかえていく。
たくさん旅して
たくさん出会って
いろんな見方の意見を聞いて。


以下略。
(ここからまた長いことつづく)


たしかに私、
姉によく言われたのは

あんたっていつも
なんかタイミング悪いというか
なんか頑張ってても
空回りというか、

学校とかで
いつもは言わないでいたのに
その日はちょっと調子に乗って
強気で先生の悪口言ってたら
その日に限って
後ろにいた。

的な感じだよね。

そう。

なんか失敗多い。
何度自分に裏切られてきたことか。

何度自分で自分に

さすがにここまでだとは
思わなかったよ。

もうちょっと出来る子だと
思っていたのに。


と、嘆いたことか。

だから

そこから上記のような
自分向けの人生論が
生まれたわけなんです。
たぶん。


まじ失敗恐れるな精神。
(でも人に迷惑かけちゃだめだよ)

しかし。

過去、自分で書いたその言葉に
翻弄される現在の私。


いやいや、
人生1度だから
失敗がこわいじゃん。

と自分で自分に突っ込みたい
現在の私。

くっそー
どうせ調子のってる時に
書いた言葉なんだろー?!

若いっていいよねー。

と過去の自分をねたむ
現在の私。



大人になると
過敏になるものなのか。
だから時間がたつのも
こんなに早く感じるの?


でも
なんとか
壁いっこずつこえて
きっつい坂道のぼって

その向こうに
最高に笑っている
自分想像して
がむしゃらにがんばる。


20代は
目の前の事に必死で
がむしゃらにやってて
いろんな経験して

失うものない!
って突き進んで

その時はぜったい必死なんだけど
いまこの歳になってみると

まわりの人たちの支えもあり
許されてきたことたくさんある。


もちろん
生き方にルールなんてないけど
やっぱり失敗から学ばなければ
成長はしないし。

失うことのこわさ。

…なんて
考えてると、


じゃあさー、
頭でごにゃごにゃ考えて
何もできなくなって
それはどうなの?


と、20代の自分が
けだるそうに言う。


更に言う。

20代の自分は
それはそれで色々
悩んでましたけど。

あれだけ頑張った
私がいるから
今のあんたがいるわけじゃん?



あ、そうっすね。
すんません。


自分で
色々考えてても
結局は自分の頭の中の
知識や経験や気持ちの範囲内で
ぐるぐるするだけ
なんですね。

自分の頭の中の迷路にはまって
行き止まりばっかりで
結局おなじとこ歩いてたり。

だから
あるときふとしたときに
考えてなかった言葉に
ドキリとしたり、
案外シンプルなことだったり、
きづかされたり。


きっと後になったら
笑ってる自分がいる。

忘れるな
あの未熟な人生論。

不器用なひとには
不器用なひとなりの
やり方がある。


神様からの試練は
ときどき抜き打ちでやってくる。

どんなに備えてても
毎回毎回予想しないことがおきる。

いくつになっても
完成形の自分はいないのね。
人間いくつになっても未完成。

だからおもしろいんだ。


大丈夫。
あの時よりはまだいける。
自分なりにここまで
これたんだから。

なんて言い聞かせながら
歩いていくのだ今日も。



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数え切れないほどなくして
また拾い集めればいい。

遠回りするたびに
見えてきた事もある。

早く着くことが全てじゃない。

間違ったことが
いつか自分を救うから。





人生きれいごとばかりじゃ
進んでらんない。

そうでした。
ありがとう兄さん。



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豪華な装飾に

最初は目を奪われるも


結局もう一度見たいと

長いことその場を離れず

見つめているのは


シンプルな
静かな風景だったりする。



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