nora

tomo | Graphic designer, Illustrator | デザイン、イラストのお仕事をしています。日頃のたわいない独り言をつぶやいていきたいと思います。

自然に癒されたい。そうだ、カナダいこう。①

カナダはバンフ。

カナディアンロッキー

自然感じにいこうぜ。


とのことで

大学のスカ研時代からのマブダチ

旅娘、のんちゃんメメちゃんと

3人女子旅行。


私的にいろいろ流れた昨年は

我慢していた海外旅行。


ついに。ついに。



解禁だーーー

鼻血でそう。


飛行機で映画なにみよう。

なにたべようなにのもう。



なんてワクワクは

止まらない私たちに

突然ハプニングは

やってくる。


どうやら席がバラバラらしい!


へげ!


突然の出来事に動揺しながら、

「じゃ、バンクーバーで会おう」

と言い残し、各自着席。



快適だけど

当初描いていた

3人並んでワクワク出発とは異なる

ちょっと切ない空の旅。

(並んだとしても静かなる

各自個人行動なんだけども

なんかせっかくならば

並んでおきたい空の旅。)


バンクーバー

やあ再びと出会った我らはそのまま

カルガリーへ乗り継ぎます。


そう。

向かうは バンフ!


自然感じにいこうぜ

自然に癒されにいこうぜ

カナディアンロッキー

パンフレットを見ながら

意気揚々とやってきた3人は


その雄大さ、

想像を遥かに超えるスケール、

神秘、強大さに

一瞬でのまれ、言葉失い、

立ち尽くすのでした。


そう。

写真じゃ伝わらないものが

ここにはある。


ブログに頑張って

写真のっけてるけど

どんな頑張って伝えようとも

伝わらぬものが

ここにはある。


(なんかやっぱり勝手に文字が

拡大されてるブー)



ていうか、、、さむい!!


さむいけど

なにこの空気。

おいしい!!


バンフからよくみえる

カスケード山の標高は2998m


3000m級の山々がゴツゴツと

連なるカナディアンロッキー


さっそく第一動物発見。

ミュールディア。

興奮する3人。

こんな間近に見えるなんて。


早速胸踊らせながら、

ホテルの部屋へと案内される。



今回宿泊した

リムロックホテルからの眺め。



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この景色毎朝拝めるんですか!

なにこの絵本の世界…


いや、もはや絵本の世界より

目の前の自然の圧倒的美しさの方が

強すぎて、どれが的確な褒め言葉

わからなくなる。


と、このペースだと

ブログどころか

初日で長編小説並の長さになるので

ペペッと綴ります。



とりあえず初日は

もう夕方も過ぎていたので

ローズ&クラウンというしびぃパブで

ハンバーガーを食してしめる。

(タクシーの運ちゃんありがとう◎)


夜にホテルへ戻り、

数日前にバンフで見えたという

奇跡のオーロラを求めてこの日から

毎晩窓にはりつく日々を送る。


※ 夜といっても暗くなるのが

   22:00すぎという長い日中の明るさ。




さて。

朝になりました。


この度この旅の

メイン、1日目であります。



◎コロンビア大氷原&レイクルイーズ観光


私たち3人で貸切ツアー。

スタートであります。


爽やかで冷たい空気。

青空。快晴!


ホテル出たとこでいきなり

ミュールディアたちと出会います。

かわいい!

幸先よさそうだぁ。


野生動物を探しながら

車窓から眺める

カナディアンロッキーの山々。



ひとつひとつ丁寧に

説明を受けながら車を走らせます。


その名前の由来や

この山々を目にした当時の

探検家や先住民の人たちに

思いを馳せながら


彼らは道無き道を

ずーっとまわったんだなぁとか

ここを歩いたかもしれないとか


車窓からみえる

一瞬一瞬を全てきりとって

忘れずにいたい。

全ての景色がただただ感動なのです。



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ボウ川、キャッスル山を眺めつつ

それぞれ絶景の場所で車を降り

私たちのワガママにも

トンチンカンな質問にも

しっかり丁寧に楽しく答えてくれた

ガイドさん。やさしす。


いろいろなことを教えてくれました。



まずは代表的な湖、

レイクルイーズに到着。



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うわぁぁ


山々を背景に広がる湖。

なんて綺麗な色なんだ。


スケールが大きすぎて

遠くにあるはずの山が

近くにみえる錯覚におちいる。


自然てすごい。

こんなまるで絵に描いたような風景が、

まさに自然とできたものなのだ。

狙って作られたわけじゃない。


涙、ちょっとでる。



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ずっとここ居たいね。

なんて言っていたけど

カナディアンロッキー観光は

まだまだはじまったばかり。

レイクルイーズを後にする。



車を走らせ次にみえるは

水鳥湖(waterfowl lake)


風がぴたりとやんだ瞬間。

波がぴたりとなくなって

鏡のように綺麗に山々を映す。


本当に素晴らしかった。



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ん。雨?

水面をポツポツと波紋が。


ち、ちがう。

これ、ぜんぶ、虫!!

水面から一斉に孵化した虫が

舞う。


視界ぜんぶ虫。

逃げ場なく虫。

否応なく虫。



…ひ…。


近くで湖みたいけど虫いる。

雨並に虫。


せっかくガイドさんが

ブラックピラミッドと

ホワイトピラミッドの説明

してくれていたんだけど


ごめんなさい。

あまりにも虫すぎて

2割しか内容把握できませんでした。


震えながら湖かみしめて

震えながら写真撮った。


でもそんな虫の中に

飛び込めちゃうほど

湖の神秘にのまれました。



まっすぐなまっすぐな道を走らせて



途中休憩。


海外のこういうところ

すき。



仕切りないんかい



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針葉樹林がずっと広がっている。

分水嶺や森林限界についての

お話を聞きながら、更に道を進むと


友人のんちゃんが発見したのは


珍しい、

ビッグホーンシープの雄の群れ。




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立派!


いっきにまわりの車やバイクも

脇道にとまって始まる撮影会。



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この光景をしっかり目に焼きつけて

俺たちは先に行くぜと大氷原への

ビッグベントで方向転換の大きなカーブ。



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ぐいーーんと曲がり登ったところから

今通ってきた谷間の道をみおろす。



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視界に入りきらない緑と青の世界。


今までの人生で見てきた景色も

素晴らしいものばかりだけど

ここカナディアンロッキー

なにより規模が半端ない。


なるほど。太刀打ちできぬ。

自然の驚異。

美しさと繊細さを持ちつつも

想像できないほど大きな力をもつ自然。

それは人間の予測を遥かに超えて。

美しくもあるし、恐さもある。


こんなにも人はちっぽけなのだ。

自分の日常の悩みの

なんてちっぽけなこと。


ひしひしと感じました。




自分の小ささを胸に刻んだところで

我々はついに到着しました。


お気づきでしょうか。

ここまで書いて、ここでようやく

ランチです。



うん、まぁ、こんなものだよね。

スキー場で食べる、プールで食べる

あのカレーがまたいいんだよね。

って感じの、ランチ。たぶん。




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コロンビア大氷原。

から流れ出す、アサバスカ氷河。


もはや大氷原も氷河もわからず

氷河って海に浮いてるんじゃないの

大氷原歩けるの歩きたいとか

ワケワカメなうつつを

ぬかしていたトンチンカン娘たちは


ここに来るまでの車の中で

ガイドさんから知識を得て

しっかりとアサバスカ氷河の上に

降り立ったのである。



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雪上車からの風景。


氷河はコンクリートのようにも見え

だけども、場所によっては

水色のキレイな色にもみえました。


これ…動いてるんか。。



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この氷河はほんの一部。

壮大すぎる。。


何かの映画で

クレバスに落ちちゃうって

話があったけど

そこかしこにあるんだろうか。


氷河の水はとても冷たかったなぁ。



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時間がすぎるのはあっと言う間で

次にそのままスカイウォークへ。


地面が透けてる。

谷底…



のんちゃんガクブル。

これは確かにコワイ。



標高2000mを優に超える山々も

むかしは全て海底にあった。


そんな説明を読みながら

また感慨深くなっちゃったりして

そんなこんなで

大氷原ともここでバイバイ。



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来た道を戻りながら

行きにみた山々も方向が変われば

みえるかたちも全くちがう。



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長い長い道。


行きに通り過ぎたペイトレイク。

ゲートは閉まっていたんだけど

少し歩いて中へ。



雪が少し残る中、

途中、クマの足跡を発見。


クマに目がない友人メメちゃんが、

この上なく大興奮。


いろんな動物たちの足跡。



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てくてく歩きながら、

ペイトレイクももうすぐ。


解氷から1週間の間、

泥などを含む氷河の水が流れ込むまでの

今しか見られない色が広がっているかも

しれないとのことで


いったいどんな色が

そこに広がっているんだろうと

胸踊らせながら


ガイドさんも

わたしたちも興奮気味になり



ついにペイトレイクが

みえた。






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これは!!


なんだ!!




はじめてみる、青。

ほんとうの、青。


青以上の、青。


数日しか見られない

この澄んだ澄んだ青。



今年はたまたま解氷が早く

それが丁度いまのタイミングとの

ことでした。


ガイドさんですら

久しぶりに見たと。



なんという風景だろう。

本物なんだろうか。

何度も何度も見返しちゃう。

何度みても、見足りない。


ほんとうに言葉にはできない

美しい景色でした。


ありがとう、カミサマ。

なんだか心から拝んでしまう。



今回の旅は天気にも恵まれ

ラッキーなタイミングが

たくさんありました。


いろんなことに感謝せねばなぁ。



最後にボウレイク。

地面と水面がすーっと繋がって

そのまま歩いていけちゃいそいなほど

広がるボウレイク。

太陽のひかりでキラキラひかる。


ずーっとそこに座って佇む。



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始まっていきなり胸いっぱいの

カナディアンロッキー


ぜいたくな時間。

このために毎日頑張って

いたんだろうなぁ。



バンフの街に戻り

アイスワインを買って

ガイドさんに最後まで

いろいろ助けてもらい


バンパースでディナー。

アルバータ牛を

ミディアムレアでいただきました。


美味!!



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お肉!マッシュポテト!

お野菜!!

(最初のサラダは取りすぎ注意)


お肉はとても大きいんだけど

ペロリと食べられちゃいました。


ホテルに戻って

アイスワインちまちままわし飲みして

この日もやっぱりオーロラさがし。


各自ベッドの上で筋トレ

並んで前見てスクワット

というシュールな光景を最後に

この日を終えました。



ありがとうロッキー

明日も1日よろしくね◎





P.S.

香川のお面つけて

メメたん泣かせたのは

いつだったかしら。