nora

tomo | Graphic designer, Illustrator | デザイン、イラストのお仕事をしています。日頃のたわいない独り言をつぶやいていきたいと思います。

また行きたくなっちゃった。そうだ、メキシコいこう③

メキシコシティへ移動



最後のプエブラの朝。
ホテルのレストランで頼んだのは
大人のオムレツ。
トロトロになるまで炒めたオニオンと
赤ワインの甘酸っぱいソース。
オムレツの中には
赤ワインとナッツとグレープとチーズと…

ほんとにおいしくて
たまらなかった。

なるべく早いシティ行きのバスに乗るため
準備して、ホテルを後に。

素敵なホテルだったなぁ。
グラシアス。

フロントで出会った
テキサス出身のオバちゃんたち。
移動中の一瞬一瞬でさえ大切に
楽しんで。
と、素敵な言葉をもらう。


タクシーでCAPU(バスターミナル)へ。
タクシーの運転手のおじちゃんも
陽気で冗談好きで楽しかった。


アディオス、プエブラ
さようなら、自惚れの日々。
アイドルも、ついに引退か…
あたしたちも、
普通の女の子になるのね。

最後にバスの窓から
ポポカテペトル山
を見ることができた。
やっぱり本当に富士山に似てた。

移動中の一瞬も楽しむ…
一瞬も逃すまい…
のつもりで必死に目をこらすも
どんどん白眼になって
結局眠気に勝てず私は爆睡。

きづけば
シティに到着。


やっぱり街はかなり都会的。
広い道路に高いビルに
セブンイレブン、スタバ、
なんだってある。

やっぱりちがうなぁ。


車も激しい。
のどにクルぜ。
こりゃー今日もイソディン様の
出番だね。

タクシーでホテルへ向かう。
こちらの運転手のおじいちゃんも
絵にかきたくなるほど
素敵なおじいちゃん。

最初は口数少なく穏やかそうな
おじいちゃんだったけど
友人がスペイン語で話しかけて
少しずつ色んな話をしてくれていた。

私は隣で
少しずつ覚えた単語を
拾って連呼してみる。

アキ
ポキート!!

少し
ここ
ちょっぴり!!


…なんやねん!



もしかしたら通じるかも
数打ちゃあたるかも
なんつって
どさくさに紛れて
英語の語尾を
スペイン語風にして
友人とおじいちゃんの
会話途中に
謙虚に挟んでみたりした。


…通じなかった。

…静かにスルーされた。




ホテルに到着。
おじいちゃん、グラシアス!


膀胱が飽和状態だったので
ホテルでトイレに駆け込んだ後、
さあ、いざ。シティへ!


本日の予定は以下の通り。
鉄道をみて、そのあと図書館。
そこで、メキシコシティに住む
友人のアウティと落ち合って、
フリーダカーロ博物館へ行き
一緒に夕ご飯。


ここにきてお天道様は
ポキート雲に邪魔される。

ブエナビスタ駅に向かうまで
バス停行って待機。
お店の兄ちゃんが絡んできたが
これは面倒だったので
ふたりしてスルー。

誠実そうな
学生らしき青年に行き先とか
友人が聞いてくれた。
どうやらこのバス停で待つよりも
別の行き方の方が早そうだ。
(今日も友に感謝)
(どうも腿に乱打)


結局オートバスも閉まっていたので
最終的にメトロでむかう。

切符かわいい。
切符とかってたまらない。


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駅も電車もかっくいくて
写真撮ってたら
駅員さんに怒られちゃって
テヘヘなんて頭かきながら
(ごめんなちん。)


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ついにブエナビスタ駅へ!


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大きい。
非常に大きい。
立派!

駅前で写真とりまくり。
まわりの人に見られまくり。

そう、シティは都会で
多国籍な街だから、
プエブラほどではないが
どうやらシティでも
アジア人は見られるわけである。

見られることに
あまりにも慣れた私たちは
気にせず撮りまくり。
我々はいま、
駅を撮ることに必死なのである。


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さあ、中へ!
カードを買って、
電車にのろう!

前述のとおり、
友人は生粋の鉄子である。
彼女の目がこの上なく輝きだす。

かっくいー!



日本とちがうのは、

電車乗るときもバスも常に
人は並ばずに、群がる。我先と。
自分強く持たないと、
これ、絶対まける。


感無量感満載の友。

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がたんごとん。

ひと駅だけの
電車体験。

車内はとっても綺麗で
新しい。
思った以上にかなり
こんでいた。


すると突然声かけられた。
ん?

アニメ好きの青年だ。
シティでは初の写真依頼を受けた。
うれしいなぁ。
こんな遠くの国で
日本を愛する青年がいる。


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ひと駅プチ旅行を堪能して
メキシコの日常に
少し触れることができた。


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友人アウティと
待ち合わせの時間もあるので
さあさ、次なるは図書館へ!

大きな大きな図書館。
駅の隣にあるのだが
入り口がどこだか分からない…


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友人が通りすがりのガールズに
聞いてくれた。グラシアス!

どうやら通りすぎてしまっていたようで
たくさんのパンクスをかきわけて中へ。
(なぜか入口付近にいっぱいいた)

な、中へ入っていいものか…
すると、図書館の警備員さんが
いいよ、中へどうぞ
的に促してくれたので、いざ。



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これはすごい。
なんという近未来図書館。圧巻。
天井近くまで。
これ、ぜんぶ、本。


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いわゆる。
こうなる。



高所恐怖症の場合
落ち着いて本探してる場合では
なくなるが
何より本当にかっこいい。


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友人とあっち側こっち側行って
おーいなんつって。

そんなこんなしてたら、
時間がきた。
アウティから到着の連絡が。


アウティとは、
前回メキシコきた時に出会った
アウトロくんである。
前回&今回、一緒に旅している
私の友人チキータの
メキシコ友達なのである。

ひさしぶりアウティー!
3年ぶり!

アウティ変わらない。
変わらず優しいジェントルマン。
アウティは英語が喋れるので
ここからは私も会話を◎

友人は本日
スペイン語、英語、日本語を駆使。
ほんとに頭が上がらない。

最後の方絶対
脳内で言語こんがらがったに
ちがいない。ありがとうチキータ。


ここでアウティと3人で
フリーダカーロ博物館へ。

すっかりアウティに500%頼る。

電車、バスとのりつぐ。


バス、
あまりに早い扉の開閉に焦る。
5秒で否応なしに閉まる。
誰彼問わず閉まる。
全員乗ってなかろうが閉まる。
5秒で閉まる使命が
このオートバスにはある。

友人は昨年旦那さんと
メキシコ旅行したとき
旦那さん乗りきらずに閉められ
バスひと駅行き別れたらしい。
恐怖!

気をつけましょう。
みなさん、5秒です。


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全面的にアウティに頼って
タクシーつかって
フリーダカーロ博物館に到着。


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………しかし。

なにやらスタッフたちが
ざわざわ。
お客もざわざわ。


え。
クローズ?




なにやら、
なにかわからぬが、

スタッフが
もう入るなクローズだと

閉めきってしまったらしい。



がーん!


おちこむワタシ。。タワシ。。

突如CLOSEの衝撃と、
一度すでに来たことある
アウティと友人連れて
いろいろ乗り継いで
ここまできたのに
ふたりに申し訳なさすぐる
罪悪感で、

しばし放心。


近くの他の観光客が
ヘイ俺はこれを見るためにはるばる
来たんだぜー
とかスタッフに言っていたようけど
スタッフは首をふるばかる。

ほんまやで。

きゃーどうしよ。
ここが閉ざされたとなると、他で
このあたりでどこ行こう。
この状況は考えてなかたー

ベラベラめくっていたら、


なぜか突然あいた!!
突然CLOSEで閉められた思たら
突然再びOPENなた!

あんなにかたくなに
首を横にふってたスタッフが
さあどうぞと180度態度かえた!

な!なに??
と、とりあえず、
なんかよくわからんが、
やった!!中入れる!
メキシコのふしぎ。


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フリーダカーロを堪能。
複雑な過去、様々な不自由さを
抱えながら描き続けた
彼女の人生の深さを感じました。

今みても、古びない、かわいさ。
女性らしさ。奥深い、自由さ。強さ。
たくましさ。

ここにいたのかぁ
ここで描いたのかぁ
そう思うと、なんとも言えない
ギュッとした気持ちになった。


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時間は少なかったけど、
見れてよかった。

ふたりとも、グラシアス。



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夜になると冷えてきた。
夕ごはんどうしよう。
おなかすいたぁ

な、なんと、
ランチたべてないっ

とにかく寒いしスタービングや。
3年前もきたコヨワカンで
夕ごはんにしよう◎
ここは毎日にぎわってる。

あの日と同じレストランでディナーを。
2人から日本のお土産たちを
アウティにプレゼント。
あれはあーだこれはこーだと
タコスを食べながらたくさんおしゃべり。


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タコス。
サルサやライムをかけて。
やっぱりおいしいなぁ◎
あの、やっぱり辛いやつは
やっぱり今日も辛かった。


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夕ごはんのあとは、
あの日もたべた絶品チュロス
ほんとこれ絶品。
サクサクで、とろけ消える。
じゅわってする。
手と口のまわり
ベタベタになるけどね。
でも絶品なの。


そのあと、更にアイスたべる。
めっちゃさむいけどアイス。
ふるえながらアイス。
でも食べられちゃうアイス。


メキシコのチョコミント
いかがなものかと、
チョコミントチョイス。


しかし、
なぜ私はこれを選んだのだろう。


うむ、めっちゃトゥースペースト。
あとで歯磨きしなくていいんじゃってくらい
トゥースペースト。
先日のペピーニョといい、
本日はクリアクリーンですよ。

でもノドがスッキリしたので
ぜんぶたべた。

友人のピニョン味はおいしかった。
次回はあれにしよう。


アウティと3人で
アイス食べながら語らう。
メキシコと日本をつなぐ橋に
なれたらいいね、なんて
深い話をした。


すごい良い話。

の後ろで
鳴り出す爆音の愉快な音楽。



そろそろ時間も
遅くなってきた。
そろそろ、行こうか。

ローカルのバスに乗ってホテルへ帰路。
ローカルのバス!


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なんとまあ
ドア開けたまんま走る走る。

たまに閉める。

・・運転手の気分なのかい?
風通しの調整的な役割なのかい?

さすが。
さすがです。

メキシコの日常を
感じながら、
寒い寒い夜の道を歩いて
ホテルに到着。


ホテルへ帰ったら、
アウティが、ホテルフロントに
まさかの私たちへのプレゼントを
預けてくれていた。


かわいい風呂敷に包まれた
プレゼント。

それぞれの好みに合わせた
メキシコの本のプレゼント。

アウティの優しさを噛み締めました、、
友人とふたりで
なんて優しいのだろう…と、
しみじみ噛み締めました。涙

アウティ、すてきなすてきな
プレゼントをありがとう。


メキシコの友達の優しさを感じながら
この日、メキシコシティの1日は
終わりをむかえました。

ありがとう、アウティ。
1日私たちにアウティの時間をくれて
ありがとう。


ほっこりあたたかい気持ちで
眠りにつくのでした。



イソディンは
忘れずにね。


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そしてその2、3時間後、
またすぐに起床して
我々はサカテカスへと向かうの
ですが・・・

目覚ましセット!!